既存建物の撤去計画に3Dレーザースキャン
『既存建物の撤去計画に関する業務』の際に、フォーディーラボ 大八木さんに御協力頂きました。
老朽化したポンプ場を撤去する計画を考える必要があったのですが、建物が古くて図面が全然残っていない状況だった為、現地調査を行い、撤去計画用の図面を作成する必要が有りました。
今迄は、コンベックス(巻尺)などで地道に寸法計測していたのですが、ここでは初めて『3Dレーザースキャナーによる点群データ』を実験的に採用してみました。
結果、現場での計測作業を大幅に簡略化する事が出来て、会社のパソコン上で高精度に寸法確認が出来る様になり、図面作成の作業を大変楽に行う事が出来ました。
3Dレーザースキャナーによる現地調査は、建物外部だけでなく内部を合わせても3時間30分位で終わったので、想定した時間の1/3程度で終わる事が出来た事も驚きです。
クライアントも “新しい技術による現地調査” に感動しており、これからの仕事の有り方に一石を投じる事が出来た様に思います。
今、設計業界ではBIM/CIMによる3次元モデルを活用した設計が盛んに叫ばれていますが、BIM/CIMとも親和性が高い3D点群データは益々重要視されてくると感じています。
私もフォーディーラボ の大八木さんと一緒に、 “新しい設計業務の有り方” を模索して行きたいと思います。