佐賀県遺産 第2006-4号 釘町家住宅(くぎまちけじゅうたく)の3Dデータ化
一級建築士の小森進ノ介氏とともに佐賀県武雄市にある古民家の3Dレーザースキャンを実施した。
釘町家は在郷武士の住宅で、釘町平八郎清房が19世紀中頃に建てたと伝わる。敷地内には多くの庭木、池、石造物が配置され、周囲の緑の空間と一体となり、ゆったりとした趣のある景観を造り出している。発見された家相を示す古図面によると、安政6年(1859)の古図面とほぼ変わらない造りで住宅及び南面の石垣が現存している。
今回実施した3Dレーザースキャンは後世に「現況データ」をmm精度で遺し、維持管理に役立てられる。